■初亀のご紹介
南アルプスの雪解け水が流れる瀬戸川にほど近く、旧東海道沿いは昔からの旧家を偲ばせるたたずまいが続いています。初亀酒造は寛永年間の創業、現在の静岡県岡部町に移ってから100有余年、現社長で18代を数える伝統あるお蔵元です。20年以上前から吟醸酒造りに力を入れた名門蔵で、静岡の吟醸酒が今日の高い評価を築き上げる大きな力になりました。その栄光の歴史も永く、昭和42年当時最も権威があった全国食品品評会でダイヤモンド賞(5年連続金賞受賞)の栄冠を勝ちとり、「東海に並びなき銘酒」といわれました。またこの蔵は、他の酒蔵が羨むほどの「卓越した技量の杜氏」が代々醸造に当たり、現在の滝上秀三さんも毎年のように賞を制覇する「名人杜氏」として高く評価されています。初亀独特の、「深みのある吟醸香と味わい・キレ味の良さ」には数多くのファンがいらっしゃいますが、数年前に新蔵―「富蔵蔵」をつくり醸造設備を一新、伝統の技と、最新の技術のあいまった素晴らしいお酒を生み出しておられます。特にー7℃で三年間低温貯蔵した純米大吟・熟成酒「秘蔵 亀」は県内でも入手困難な<幻の酒>となっています。
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